【体験談 復職への道】完全復活職場復帰の8個のポイント
復職への道
私は休職期間が長かったので復職するのに自信がありませんでした。このことをデイケアのスタッフに相談すると、ある通所訓練施設へ行ってみないかと勧められました。
通所訓練施設:
通所訓練施設とは、就労に必要な知識や能力の向上の為に必要な訓練を行うところです。期間は8週間で訓練費用は無料、交通費や昼食代は自己負担です。訓練生には色んな障がいの人が来ていました。
訓練内容
週5日通い、朝礼、ラジオ体操をして6時間作業します。6時間立ちっぱなしなので、立ち仕事や単純作業の仕事先を選ぶのなら効果がありそうです。
1日目は切符を買う練習や電車に乗る練習でした。えって!思うかもしれませんがこのような行動が苦手な障がいの人もいます。ここでは仮定の仕事場の行き方、切符の買い方をグループで確認しながらやります。
2日目以降はボルトやナットやワッシャーの組み立てを時間内にいくつ出来るのかを毎朝、目標を立てて取り組みます。持続力や集中力を高めることが出来ますが、仕事で役に立つのかは少し疑問でした。
障がい者の気持ち:
一番印象に残ったことはビルの上階にある通所訓練施設に私は毎日、運動の為にエレベーターを使わず階段を使っていたのですが、ある日の朝、訓練生の男性が私のことを羨ましいと言うのです。
なぜって聞くと?
その訓練生の男性は足が少し不自由で階段を上がることが難しく、また足が不自由なので職探しも大変、だから私のことが羨ましいと言うのです。
何気ないことですが、歩けるってことに感謝しなければいけないと思いました。そして8週間訓練をして、色々とお話も出来て障がい者への気持ちが少し分かったことです。
会社復帰:
会社の復帰に向けて私は会社の産業医と面談を受けることになりました。しばらく休んでいたので私は病気から快復したことや仕事への意欲や健康面をアピールしました。
また主治医からも勤務軽減をして段階的にすればフルタイムでも仕事が出来ると言う意見書も提出。
後日、連絡があると言うことでその日の面談は終了。それから数日後、会社の人事から電話があり勤務軽減で行くことに決定しました。
内容は1ヶ月目は4時間勤務、2ヶ月目は6時間勤務、3ヶ月目は8時間勤務の残業なしと言うことでした。
出勤初日:
でもここからが大変で出勤初日が本当にキツかった。慣れない満員の通勤電車や職場の雰囲気、ただただ時間だけが過ぎて疲れた感じでした。
でも1週間もすると精神的に余裕が出て来て、また勤務軽減の効果で体力的にも疲れにくくなって来ました。最終的にはフルタイムで残業なしがもう1ヶ月続いて、5ヶ月目には残業が出来るようになりました。
今ではすっかり休職する前と同じように仕事が出来るようになりました。
職場復帰への8個のポイント:
- 精神科の医師にも相性があります。合わないと思ったらすぐにお医者さんを変えましょう。
- 患者の話を聞かない患者の目も見ない医者はダメ。これも変えましょう。
- 症状が悪いと言えばなんでも薬で解決する医者は経験上要注意です。
- 人間には自然治癒力があります、少ない薬で治す方が良いに決まってます。
- 都道府県や病院がやっている復職支援プログラムは積極的に受けましょう。そこには同じ仲間がいて励みにもなります。
- 勤務軽減はしましょう。絶対に復職する時は慣らし運転が必要です。
- 職場で話をしやすい人を1人でもいいから見つけましょう。これがいるのといないのでは全然違います。
- 1人で抱え込まないで下さい。家族、上司、主治医等に必ず相談すること。